トルコにはないトルコライス(長崎)
トルコの人から「なんじゃそりゃ」「そんなものはトルコにないっ!」とツッコまれているらしい。それはそれとして、これも何かの縁だから、トルコライスを食べると、お代の一部が事件の被害に遭われた方々への支援になるなんてどうだろうか。ただし、トンカツで“豚”を使っている時点で拒否されるでしょうけれど。
で、他にも「○○にはない□□」は多い。どこかに、まとめリストがあるだろうけれど見つからず。ただ、違う切り口のブログ記事はあった。
そんな地名(国名・地域名)を含んだ料理や菓子で、名前は違えども現地に存在するならまだいいけれど、現地には存在しない料理や菓子。他にないかと、調べて挙げてみると…
- 天津にはない天津飯、天津丼、天津麺
- 中国にはない冷やし中華
- 中国にはない中華丼、広東飯
- 北京にはない北京飯(中京圏)
- 台湾にはない台湾ラーメン(中京圏)
※他にも、台湾まぜそば、台湾スパゲッティ、台湾きしめん、台湾冷やし中華、台湾手羽先、台湾カレーなどなど…(「秘密のケンミンSHOW」より)
※辛さの程度を「アメリカン」(控えめ)、エスプレッソが転じた「イタリアン」(辛め)と呼ぶこともあるらしい - フランス、パリにはないパリ丼(福井県「ヨーロッパ軒」、「秘密のケンミンSHOW」より)
- フランス、パリにはないパリカレー(東京都文京区「フランスカレー」、フランスカレーはパリのとあるホテルのカレーがオリジナル、「ぶらり途中下車の旅」より)
- イタリア、ナポリにはないナポリタンスパゲッティ
- イタリア、ミラノにはないミラノプリン(港区東麻布「Milano Dolce Tre Spade」、イタリアのレストランで供されるプリンを、イタリアで修行したシェフが創作したオリジナル、「ぶらり途中下車の旅」より)
- イタリアにはないイタリアン(新潟「みかづき」)
- イタリアにはない鉄板イタリアン(中京圏)
- イタリア、シチリア島にはないシシリアンライス(佐賀市)
- インドにはないインディアンスパゲッティ(中京圏、カレー味)
- インドにはないインディアンライス(千葉 佐原「東洋軒」、「出没!アド街ック天国」より)
- インドにはないインドラ(東京 市ヶ谷「船橋家」、「モヤモヤさまぁ~ず2」より)
- ロシア、ボルガにはないボルガライス(福井県越前市)
- ハンガリーにはないハントンライス(石川)
- シベリアにはないシベリア、シベリヤ(関東の羊羹カステラ)
- イギリスにはないイギリストースト(青森「工藤パン」)
※イギリスフレンチトースト ピザ風 (ブルガリア国旗と同じ配色のパッケージ)もある(テレビ朝日「ヤーヌス」より) - オランダにはないオランダ煮(金沢)
- オランダにはないオランダせんべい(山形「酒田米菓」「私たち」の方言の「おらだ」が転じた、主材料:米)
- オランダにはないおらんだ焼(富山 射水市 新湊「魚間菓子舗(うおま)」オランダ船のスクリューの形に似せた、主材料:小麦粉)
- オランダにはないおらんだ焼・オランダ煎餅(長崎 平戸「江代商店」、主材料:小麦粉)
- オランダにはない手焼き阿蘭陀焼菓子(長崎、主材料:小麦粉)
- オランダにはないオランダ焼(岐阜 八百津、主材料:小麦粉)
- オランダにはないオランダせんべい・オランダ煎餅(北海道 根室、主材料:小麦粉)
- オランダにはないオランダ天・阿蘭陀天(高知、テレビ朝日「ヤーヌス」より、ご当地スーパー研究家「菅原佳己」氏監修)
- オランダにはない「オランダむすび」(埼玉、南浦和 「ギャラリー美沙和」、「ぶらり途中下車の旅」より)
- オランダにはないオランダちゃんぽん(長崎県平戸)
- チロルにはないチロルチョコ
- ジャワにはないジャワカレー(ジャワのカレーはココナッツ入りで辛くないらしい)
- 朝鮮半島にはないアリランラーメン(千葉県長柄町「八平の食堂」、千葉県長南町「らーめん八平」、「秘密のケンミンSHOW」より)
- モンゴルにはない蒙古タンメン(蒙古タンメン中本)
※他にも、蒙古卵麺、冷し五目蒙古タンメン、蒙古丼、中国丼、樺太丼、樺太ラーメン(ウィキペディアより) - 丸亀にはない丸亀製麺
- ワシントンにはない銀座ワシントン(靴店)
- スイスにはないスイス丼(滋賀 彦根「スイス」、「火曜サプライズ」より)
- スイスにはない銀座スイス(カツカレー発祥の店)
- ミャンマーにはないビルマ揚(渋谷のんべい横丁「野川」、「出没!アド街ック天国」より)
- ミャンマーにはないビルマ汁(栃木県益子町、「たけしのニッポンのミカタ!」より)
- 沖縄にはない「りゅうきゅう」(大分の郷土料理)
- 鹿児島にはない「さつま」(香川の郷土料理)
- 長野にはない「信州かた焼きそば」(東京 日暮里「快食倶楽部 万年」、「ぶらり途中下車の旅」より)
オランダ焼・煎餅の小麦粉のものは、もしかしたら「ドライワッフル」「ワッフルクッキー」としてオランダにあるかも。
逆に、ないと言われがちだけど実はありましたというもの。
- アメリカンコーヒー
アメリカにはないと言われるのは名前だけで同様のコーヒーはある
「アメリカのコーヒー事情」
名前だけ違うのは、他にも「アメリカンドッグ(コーンドッグ)」がある。 - 天津甘栗
「天津にもある!天津甘栗@大須『今井総本家』」 - 中国の本来の担担麺は汁なしだが、日本式の担々麺(汁あり)もあるらしい(ウィキペディアより)
名前は同じなのに、本家(現地)とは別物の例。
- モンブラン(ケーキ)(「所さんのニッポンの出番!」より)
「フランスパン」のように、現地では別の呼び名の例。
- アメリカンドッグ、フレンチドッグ
※ただし、魚肉ソーセージを使ったものは、現地にはないかも(ウィキペディアより) - フレンチフライ、フレンチポテト
※ベルギー発祥なので、「フレンチ」と呼ぶのは違うはずだけれど、アメリカでは「フレンチフライズ」と呼んでいるらしい(ウィキペディアより)
よくわからないのが「南蛮」で、「南蛮」はポルトガルなどを指すが、料理名の場合は「南蛮煮」が由来らしい。「南蛮漬け」や「チキン南蛮」は、「南蛮酢」を使うかららしい。蕎麦やうどんの南蛮(鴨南蛮、カレー南蛮、肉南蛮または南ばん)は、「ねぎ」が入っていることを指すが、「南蛮人は、ねぎが好きだから」と「大阪の難波で、ねぎがよく採れた」という説があり、後者の説では「南蛮」と無関係なので「南ばん」とか「なんばん」と書かれるようだ。「南蛮味噌」の南蛮は、「青唐辛子」のことだそうだ。
「「カレー南蛮」と「カレーうどん」のちがいは?」
そもそも「南蛮」がざっくりしすぎ。
話は変わって、「フレンチトースト」の「フレンチ」はアメリカ人の名前が由来とされているらしく、フランスとは関係ない(ウィキペディアより)。アメリカンミルクトースト(AMT)とも呼ばれる。
「スコッチエッグ」は、スコットランド料理ではなくてイングランド料理というのも不思議な話。
「カルカッタ風カレー」も謎のひとつ
こうしてみると、海外の「なんちゃって和食」や「ヘンな和食」にツッコミを入れるのは無理がありそう。
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