■買ったもの
種類:シングルボードコンピュータ/SBC/1ボードPC/コンピュータボード/開発ボード/開発キット/小型ボードコンピュータ/マイコンボード/教育用マイクロ・コンピューター/プログラミング教育向け小型コンピュータ/ベアボーンPC/教育用PCボード/教育向け低価格Linuxコンピュータ/超小型パソコン/カードサイズPC/名刺サイズパソコン/クレカサイズコンピュータ/コンパクトPC
メーカー/ブランド名/開発元:Raspberry Pi Foundation (ラズベリーパイ財団/RS Components版)
商品名:Raspberry Pi Model B+ (Plus/プラス)
購入先:RSオンライン(アールエスコンポーネンツ株式会社)
価格:4,641円(単価3,847円+送料450円+消費税344円)
■何でか
以前、スマホでオン・オフできるテーブルタップを作るのに使えそう思ったが、市販品があったので買うのをやめた。
また、注文するのが英語のサイトでユーロで支払うなどハードルが高かった。
その後、入手しやすくなり使い道がいろいろ思い浮かんできた。
- VPNサーバに使える
- プラレールなどのおもちゃをコントロールするシステム(ACS、ミスターモーターマン、リモトレイン(丸忠)、リモレール、リモポイント、MaBeee)を統合して制御するのに使えそう
- 古いAndroidには個人情報を入れず、暗号化した個人情報をラズパイに入れておき、ラズパイ経由でクラウドサービスを利用するようにすれば、Androidoの不正アプリに対する防御ができるかもしれない(半シンクライアント化)
- 単機能のシンプルなIPテレビ電話機を作れるかもしれない
そして、購入して使い始めようとしたとたんに、高性能な新型の「Pi 2」が発売になってしまった…。しかも、「B+」は在庫処分で値下げされた…。
■「Raspberry Pi」(ラズベリー パイ、ラズパイ、RasPi、RPi)とはどんな物か
ひとことで言えば、安くてちっちゃなコンピュータ。ただ、WindowsやMacと違うのは、知る人ぞ知る、その道だけでメジャーな物。
「その道」では有名なため、書籍は多いしネット上にも情報は溢れている。
「その道」とは、
- 学習・実験:コンピュータ技術や電子技術を“学ぶ”あるいは“遊ぶ”
- 実用:特定の目的の機器を自分で作るための“部品”として使う
- プラットフォーム:Raspberry Pi用に無料で提供されているアプリケーションソフトを使う (Mathematica /マスマティカ:数式処理システム、Minecraft /マインクラフト /マイクラ:ブロック積み上げ型ゲーム)
など。
そもそも教育用つまり教材として誕生したので、“学ぶため”なのは本来の使い方。
教材なので安く小さくしたところ、部品として使うにはうってつけとなり、学ぶ必要のない詳しい人(上級者)にも使われている。
もちろん、この両方を目的にしている人にも向いている。
学ぶ対象分野は、
- OS(基本ソフトウェア)の「Linux」
- プログラミング(言語は推奨の「Python パイソン」などさまざま)
- 電子工作(電子回路や制御)
- かなり偏った範囲の英語
- 低レイヤー(OSレベルのハードウェア寄り)のソフトウェア技術
といったところ
部品としての使い道は、
- ネットにつながる:クライアントPCやサーバー
- GPIO及びシリアルバスを使える:電子工作用途コンピュータ(マイコン:マイクロコントローラ)
- ネットにつながりGPIO及びシリアルバスが使える → CPS(Cyber-Physical System)/フィジカル・コンピューティング/IoT(Internet of Things):クライアントPCやサーバーと、電子工作用途の組み合わせ
ただ、Linuxと言ってもRaspberry Pi向けに最適化されたもの(ディストリビューション)が使われるため、純粋にLinuxを学んだり使いたいのであれば、普通のパソコンの方が向いている。
中古なら安く済むし、新品でOS無しパソコンも販売されている。
デスクトップ用:ECS製「LIVAシリーズ」(販売代理店:リンクスインターナショナル)「LIVA-C0-2G-64G-W」「LIVAX-C0-2G-64G-B」「LIVAX-C0-4G-64G-B」、MSI製「Cubi」シリーズ(販売代理店:マイルストーン)
サーバー用:HP製「HP ProLiant MicroServer Turion II NEO」、富士通製:「FUJITSU PRIMERGY TX1310 M1 OSレスタイプ」
また、単に電子工作を学んだり電子機器の制御をしたいのであれば、Raspberry Piより安い「Arduino」(アルドゥイーノ)や「TWE-Lite DIP」もある。
より高い性能を求められる用途には、「BeagleBone Black」や「GR-SAKURA」や「CuBox-i」や「Intel Edison」が使われているそうだ。
USBホスト(OTG)機能のあるAndroidタブレットとArduinoを組み合わせるという選択肢もある。
Raspberry Piを、こんなふうに使ってます的な内容(実用例・応用例)の中には、同様の目的に特化し量産された“製品”が安く手に入る場合もある。使い始めるまでの手間も少ない。
Raspberry Piを使うほうが高くなっても、それを“授業料”ととらえれば、一概に高いとは言えないし、自分で作ることの楽しさはプライスレス。
目的に近い製品があれば、改造するという方法もあるけれど、世の中になければ、自らの手で作り出すしかない。
D.I.Yゴコロを持つMakerな人を刺激してくれるのがRaspberry Piと言えそう。
【 Raspberry Piの用途の一例 】
用途 |
Raspberry Pi |
他の選択肢 |
小型のクライアントPC |
RASPBIANとLXDE Kano Computer Kit Pi-Top Pivena(LCD付きケース) |
「m-Stickシリーズ」「mini シリーズ」(マウスコンピューター)、「Picoretta」(ユニットコム)、「FRONTIER PC Palm Stick」(インバースネット)、「NUC」「Compute Stick」(インテル)、「BRIX」(GIGABYTE)、「ZBOX」(ZOTAC)、「LIVA」(ECS)、「NC01U」「XSシリーズ」(Shuttle)、「Chromebit」「VivoMini」「VivoPC」「EeeBox」(ASUS)、「Stream Mini」(HP)、「Endeavor STシリーズ」「Endeavor SYシリーズ」(EPSON)、「GuruPlug Server」(Globalscale Technologies)、「Chromebox」(Google)、タブレットにディスプレイとキーボードとマウスを接続 など |
サーバ |
ファイルサーバ |
Sambaや、FreeNAS |
NAS(LAN接続型ハードディスク)単体、USBデバイスサーバにHDDやメモリを接続、ルーターの簡易NAS機能、コンパクトPC |
プリントサーバ(プリンタサーバ) |
|
ネットワーク対応プリンタ、プリントサーバ単体、USBデバイスサーバ、NASの機能、ルータの機能、コンパクトPC |
webサーバ |
ApacheやCODER |
レンタルサーバ、コンパクトPC、NASの機能 |
アプリケーションサーバ(LAMPやTomcatやMEANスタック) |
|
レンタルサーバ、コンパクトPC |
FTPサーバ |
|
レンタルサーバ、コンパクトPC |
メディアサーバ (DLNA、iTunes、オーディオなど) |
|
HDDレコーダ、NAS、録画機能付きテレビ、nasne、コンパクトPC |
VPNサーバ |
|
VPNサービス、VPNサーバ機能付きブロードバンドルータ、コンパクトPC |
プロキシサーバ |
|
コンパクトPC |
DNSサーバ |
|
コンパクトPC |
メールサーバ |
|
コンパクトPC |
ルータ (NAT、IPマスカレード、ファイアウォール、DHCP) |
|
ブロードバンドルータ、コンパクトPC |
NTPサーバ |
|
コンパクトPC |
ドメインコントローラ(Active Directory) |
Samba |
コンパクトPC |
IRC(Internet Relay Chat)サーバ、WebRTCサーバ |
|
コンパクトPC |
特定用途の機器 |
カメラサーバ(ネットワークカメラ、NWカメラ、IP.camera、IPカメラ、ライブカメラ、監視、防犯、ドアモニター、ベビーモニター、ペットモニター、ビデオストリーミングカメラ、Web Cam Server) |
カメラモジュールやUSB webカメラを接続 |
Qwatch(クウォッチ、アイ・オー・データ機器製)やスマカメ(プラネックスコミュニケーションズ製)やC7823WIP(KEIAN)などの単体製品、ルータやNASの機能 ペット用には餌やり機能付きもある 赤外線リモコンや通話(マイク、スピーカー)機能付きもある ※ネットワークカメラは、専用アプリをインストールした機器との1対1での接続(P2P接続)しかできず、いわゆる「ライブカメラ」としては使えないものが多い。 |
タイムラプス撮影カメラ(微速度撮影、インターバル撮影、コマ落とし撮影、早送り動画撮影) |
カメラモジュールやUSB webカメラを接続 |
レコロ(キングジム製)などの単体製品や、デジカメの機能 |
ネットワークメディアプレーヤー、AVレシーバー (動画、オーディオ、写真、ネットラジオを再生、DLNAクライアント、AirPlayレシーバ) |
メディア再生向けのOSやアプリケーションパッケージをインストール |
Apple TV、Android TV搭載機器(Nexus Playerなど)、フルHD対応メディアプレーヤーDN-68631やDN-10074(上海問屋製)などの単体製品や、NASの機能 |
ネットワークオーディオプレーヤー、ミュージックレシーバー、MPD(Music Player Daemon)サーバ、ミュージックサーバなど(ネットワークメディアプレーヤーの一種) |
VolumioやRaspyFiをインストールして、DAC(デジタル・アナログコンバータ)を接続 |
単体のオーディオ機器(ラトックシステム製「REX-LinkWF1」など)、PCにUSB DACを接続、スマホにポータブルヘッドホンアンプ(ポタアン)を接続 |
ロボット |
「Rapiro(ラピロ)」「Raspberry Pi Mouse」 |
趣味・家庭・教育用ロボットいろいろが、完成品の他にキットや分冊百科 中枢部品の「RoboCore」 |
赤外線リモコン |
|
REX-BTIREX1(ラトックシステム製) LAN-IRU01(ロジテック製) iRemocon Wi-Fi(グラモ製) Plutoステーション(Pluto製) IRKit(maaash.jp製) eRemote(イーリモート)(BroadLink-Japan/リンクジャパン製) マジックWIFIリモコン(gFST製) |
携帯電話 |
「PiPhone」 |
|
タブレット端末 |
「PiPad」「DukePad」 |
|
デジカメ |
「SnapPiCam」 |
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データロガー |
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「ログみ~るBT HLT-100BT」(カスタム) |
ゲーム機 |
「RetroPie(エミュレータ)」「Pocket Pi(ゲームボーイポケット改造キット)」 |
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楽器 |
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イルミネーションコントローラ |
|
「NZXT HUE+」 |
鉄道模型コントローラ |
「NATOC」 |
|
Raspberry Piは、パソコン・サーバ的と電子工作的と、どちらの使い方もできる。応用範囲が広いため、新製品が発表されるなど盛り上がっているようだ。
■ところが
書籍は多数出版されているものの、用途が多岐にわたるため、内容がピッタリ合うとは限らない。
また、進歩の早い世界のため、最新情報とのギャップも生まれる。
ページ数の都合なのか、詳しく知りたいと思う項目の解説がバッサリと省略されていたりもする。
ネット上の情報も、情報を得ようとする人のスキルレベルとは合わなかったり、最新の正確な情報に更新されていなかったりする。
個人発信の情報は、「自分はこうでした」という内容のため、「チョット違うんだよなぁ」となってしまう。
自分は、こんな事を知っているんだスゴイだろ的な、自己顕示欲・自己満足的で説明にはなっていない書き込みも見られる。「Model A(やA+)なんて買う人はいない」とか「SSH接続して使うものだから、キーボードやマウスなんていらない」といった偏った考えの押し付けもある。
有益な情報でも散在しているため、探すのに苦労する。
検索結果には、全く同じ内容・同じような内容が並んでばかりで、有用・重要な情報にたどり着くまで労力を要する。
同じ事柄についての情報なのに説明内容が違っていてバラバラで、どれを信じたらいいか解らない。
単に探し方が悪い ~下手くそ~ なだけかもしれない。しかし、ウィキペディアを読んでも解らない事も多く、ひたすらググり続ける日々に疲れる。
結局、買ってはみたものの使えるようになるまでのハードルが高く「置物」「飾り」「オブジェ」となってしまった。
「Raspberry Pi」は安いので、使えなかった時の損失が小さいのもメリット…と言いたいところだが、最も損失が小さいのは、「Raspberry Pi を買わないのが正解」となる。
メーカーや販売元に依存せず、網羅性が高く、分類・整理された最新の情報源があったら理想的。とりあえず、ここに行けば大丈夫…のような。
ド素人、初心者向けの情報源が切望される。
英語を勉強して、「
Pi Hunt」を理解できるようになるほうが近道かもしれない。
まだ実現していない「これからやってみたいこと」ばかりを投稿(エントリー)する場として「
Geeks」があるが、Raspberry Pi 関連は見つからない。
基本的な情報やトラブルシューティングは
日本ユーザー会の上級者による監修で、幅広い層向けにまとめられたら、ユーザーの裾野が広がるのではないかと思う。個人おのおのが試した情報が数え切れないほどあるよりも、「正確」で「最適」な情報がひとつあるほうがいい。また、好みで分かれる事柄は、有力な選択肢とその詳説、選択基準(選ぶポイント)の提示があればいい。
電子工作系の情報サイトには、電子部品メーカーの「ローム株式会社 / ROHM」による「
Device Plus(デバイスプラス:デバプラ)」などがある。Raspberry Pi専門のサイトではないが、電子工作系ではArduinoと共通の部分も多いので当然かと思われる。
例えば、こんな情報があれば…という例を挙げてみる。
と、結局は押しつけがましい偏った個人的意見の羅列という矛盾になってしまっている。これは、いわゆる「自爆」と呼ばれる恥ずかしい行為で、初心者・素人にはありがち。
■使うためのさまざまな情報
用途によらず共通なもの
- 本体その他の購入と用意
・どんな製品があるか、どこで買うか
・SD/SDHCメモリーカードの用意
- 使い始め
・(NOOBSを利用する場合)OSの選択とインストール
・セットアップ(First Boot「raspi-config」の実行と再起動)
・ツール、コマンドのインストール(起動スクリプトやデーモンなどの管理をする「chkconfig」など)
・初期設定(USB端子の電流制限の変更、SD/SDHCメモリーカードの延命のためにSWAP停止とSWAPファイルの削除、RAMディスク設定と一時的ファイル用ディレクトリをRAMディスクに置く設定と存在が必須なディレクトリやファイルを起動時にRAMディスク上に作成するスクリプトの設定とSD/SDHCメモリーカード上に残っている一時的ディレクトリの削除、SWAPの代替にZRAMの有効化など)
・不要なデーモン、サービスを停止
・余剰なコンソールの無効化
・NTPクライアントと設定の変更
・セキュリティ設定
- 使いながら
・ハードウェアの追加方法
・セットアップ時の設定の変更(raspi-config)
・更新情報(最新バージョン)の確認(apt-get update)
・ファームウェアアップデート(rpi-update)
・ディストリビューションアップデート(apt-get dist-upgrade)
・OS、アプリケーションアップデート(apt-get upgrade)(※不要なアプリパッケージを先に削除しておくとアップデート時間を短縮できる)
・アプリケーションパッケージの追加や削除
・SD/SDHCメモリーカードのバックアップ
・SD/SDHCメモリーカードが破損した場合の対処
- システム変更や使い終わり
・他の本体へ乗り換え、移行(Pi 1 → Pi 2、NOOBSで Pi 1 → Pi 2)
・OSの変更
・SD/SDHCメモリーカードを普通のデータ用に戻す
上記とは別に、それぞれの用途向け情報いろいろ。
◆サーバ向け情報
※ SSH接続は、デフォルト(初期状態)で「Enable」(有効)になっている。
・ホスト名の変更(「raspi-config」の「8 Advanced Options」から「A2 Hostname」)
・サーバ向けのセキュリティ設定
・コンテナ型仮想化
◆クライアントPC向け情報
・ターミナル(CUI、コンソール、コマンドプロンプト)での日本語表示化・文字化け対策(「jfbterm」のインストール)
・ビデオメモリ(グラフィックメモリ/GPUメモリ/VRAM)を増やす(「raspi-config」「8 Advanced Options」「A3 Memory Split」)
・デスクトップ環境の変更
・USBデバイスの自動マウント(活線挿抜、ホットスワップ、ホットプラグ)
◆電子工作向け情報
・GPIO制御ライブラリやフレームワークやコンパイラ、IDE(統合開発環境)の選択とインストール
・SPIやI2C、シリアル経由ログインの有効化(「raspi-config」の「8 Advanced Options」から「A6 SPI」「A7 I2C」「A8 Serial」)
■用意する物
- ◆最低揃えておくべき物
-
- 本体
- SD/microSDメモリーカード
例:RS品番 875-2692、849-2012、820-9791、796-1684、796-1693、750-4792、798-4444、750-4802、750-4795
- 電源、電源ケーブル
例:RS品番 822-6373、813-9190、813-9193、764-6782、813-9197
- ◆使い道・使い方によって必要だったり、必ずしも必要ではない物
-
●通信系
- LANケーブル
例:RS品番 557-115、556-411、557-262、557-468、557-480、557-032
- USB無線LANアダプタ(Wi-Fiドングル)
例:RS品番 892-0012、760-3621
- USB Bluetoothアダプタ(BTドングル)
- USB有線LANアダプタ
- USBシリアルコンバータケーブル
例:RS品番 767-6200
●入力
- カメラモジュール、カメラケース、スタンド、マウント
例:RS品番 775-7731、790-2811、784-6193、784-6190、784-6197、787-7517、787-7513、787-7510、
- USBウェブカメラ、ウェブカム
- キーボード
例:RS品番 460-5378
- ポインティングデバイス(マウスなど)
例:RS品番 420-182
- ポインティングデバイス付きキーボード
例:RS品番 208-077
●出力
- ディスプレイ
例:RS品番 899-7466、841-7841、841-7847、841-7853、841-7850、790-5716、790-5707
- モデル共通ビデオケーブル、オーディオケーブル、アダプタ
例:RS品番 742-4324、778-1882、408-2062
- 「2B」「B+」「A+」用ビデオオーディオケーブル(3.5mm 4極ミニプラグ to RCAピンプラグ×3)
例:RS品番 832-6278
- 「A」「B」用ビデオケーブル(RCAピンプラグ×1 to RCAピンプラグ×1)
例:RS品番 410-905
●アクセサリー
- 「A」「B」用microSD(カード側) → SD(本体側)変換アダプタ
- 「2B」「B+」「A+」用(標準)SD(カード側) → microSD(本体側)変換ケーブル
- USBストレージ
例:RS品番 498-6560、750-4736、775-0913、786-9323、750-4726
- ヒートシンク
例:RS品番 674-4793、674-4747
- モバイルバッテリー
例:RS品番 775-7517
●拡張ボード(分類は適当でいい加減)
- 有線、無線通信系
- 入出力インターフェース系
例:RS品番 894-9310、772-2974、767-6190、811-0714
- コントローラ系
例:RS品番 848-6806
- DAC系
例:RS品番 862-4884
- 電源系
- その他多数把握しきれず…
●電子回路
- 部品セット(キット)
- ブレッドボード、ジャンパワイヤ
例:RS品番 102-9147、102-9169、791-6454、791-6463、791-6450
- エクステンションキット(T型ボード/ブレークアウト基板/ブレイクアウトボード、フラットケーブル)
- 電子部品
●本体ケース
- 「2B」「B+」用
例:RS品番 878-7594、860-7577、819-3655、819-3646、819-3658、829-3461、829-3468、829-3459、829-3465
- 「A+」用
例:RS品番 841-2631
- 「A」「B」用
例:RS品番 768-3980、768-3983、768-3986、768-3946、768-3949、764-4389、768-3970、768-3961、768-3924、768-3952、768-3999、764-4385、768-3958、764-4382、768-3955
- 「Zero」用
●ストレージ(外部記憶装置)
- USB フラッシュメモリ
- USB 外付けハードディスク
- USB フロッピーディスクドライブ
例:RS品番 498-6560
- ◆セット
-
●本体を含むセット
- 例:RS品番 877-2457、877-2453、877-2450、790-2708、790-2704、798-4508
■どこで買えるか
その前に、Raspberry Piの種類。
【 Raspberry Piシリーズ 】
性能 機能 |
古← 発売時期 →新 |
高 ↑ 中 ↓ 低 |
|
|
Pi 2 Model B |
|
|
Model B+ |
|
|
Model B (Type B) |
|
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|
Model A+ |
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|
|
Zero |
Model A (Type A) |
|
|
|
|
Raspberry Pi Compute Module Kit |
※ 「A」「B」は、「Model」とか「Type」とか呼ばれたりして、まちまち。
※ Pi 2 の登場により、それ以前のモデルをまとめて「Pi 1」と呼ぶことがある。ネット上の情報では「A+」「B+」を第二世代と誤解している場合もある。
【 Raspberry Piの世代 】
世代 |
Pi 1 第一世代 |
Pi 2 第二世代 |
モデル |
A、B |
Zero |
A+、B+ |
Pi 2 B |
SoC |
BCM2835 |
BCM2836 |
ファミリー |
ARM11 |
Cortex-A |
アーキテクチャ |
v6KZ |
v7-A |
コア |
ARM1176JZF-S 1コア |
Cortex-A7 4コア |
GPIO |
26本 |
40(穴のみ) |
40本 |
I2S |
基板上に穴のみ |
ピンヘッダ |
電源 |
レギュレータ 最大入力 1.2A |
? |
スイッチング 最大入力 2A |
カードスロット |
SD |
microSD |
コンポジット映像出力 |
RCA |
穴のみ |
3.5mmミニジャック |
※Model A+とModel Bとの比較は、用途によっては評価が逆転する。また、省電力性という指標なら、性能の高低はガラっと変わる。モバイル用途(例えばポータブルヘッドホンアンプ:ポタアン、DAC)なら、小型で省電力な「A」「A+」のほうが適している。
※Model AおよびA+は、LAN(その先のインターネット)につながらないからダメと書かれたりしているが、「部品を追加しなければ、」のひと言が抜けていて誤解を招いたりしている。USB経由で、有線でも無線(Wi-Fi)でもネットにつながる。通信モジュールを接続する方法もある。ただ、有線LANアダプタと合わせると、Model BやB+よりも高くなってしまう。無線LANで接続するなら、アダプタの追加投資が必要なのは全てのモデルで同じ事が言える。セットアップは、SDメモリーカードにOSまたはNOOBS(無印)を入れ、ディスプレイとキーボードを接続してコンソール(CUI)で設定する。ウィンドウ(デスクトップ)環境(GUI)で設定するには、USBハブとマウスも更に必要。
※ Zeroは、コスト重視のため性能で他のモデルと単純比較できない。
※財団とライセンス契約して製造しているのは、Farnell Element 14とRS Componentsの2社があり、スイッチサイエンスでは製造元も明記されている。
※ アールエスコンポーネンツ株式会社の通販サイト「
RSオンライン」は、法人向け販売のみで個人向けは代理店での販売に変わった(残念ながら)。
■ SDカード (SDメモリーカード/SDHCメモリーカード/SDXCメモリーカード/micro SD/micro SDHC/micro SDXC)
パソコンでは、基本ソフト(OS)を入れておく部品は、ハードディスクドライブ(HDD)やソリッドステートドライブ(SSD)だが、Raspberry Piでは基本的にSD/SDHCメモリーカードになる。
上級者ならば、OSをUSB接続のHDDやSSD、ネットワーク上のストレージ(NFS)に入れておくこともできるようだ。
SD/SDHCメモリーカードを用意する方法は
- ソフトウェアの入ったSD/SDHCメモリーカードを購入する
- データ用として販売されている普通のSD/SDHCメモリーカードを購入したり、使い古しのカードをフォーマットしなおして、自分でソフトウェアを入れる
がある。
Raspberry Piでは、使用する基本ソフト(OS)を、複数ある中から選ぶ。
財団公式の基本ソフト(OS)は「RASPBIAN」であり、他は他組織・団体(サードパーティ)により開発されているという扱いのようだ。
【 公式webにダウンロードのリンクがあるRaspberry Pi向けOSの一例 】
種類 |
元のディストリビューション |
Raspberry Pi向け |
概要 |
Pi1 |
Pi2 |
SDメモリ 最低容量 |
Debian系 Linux |
Debian 8 Jessie |
RASPBIAN(ラズビアン) JESSIE |
公式OS |
|
|
|
Debian系 Linux |
Debian 7 Wheezy |
RASPBIAN(ラズビアン) WHEEZY |
公式OS |
○ |
○ |
4GB |
Debian系 Linux |
Ubuntu desktop |
UBUNTU MATE |
|
|
|
Debian系 Linux |
Snappy Ubuntu Core for Developers |
SNAPPY UBUNTU CORE |
組み込み向け(IoT用)軽量Ubuntu |
|
|
Raspberry Pi classroom management solution |
|
PINET |
Ubuntu serverをホストマシンとするシンクライアントシステムか? |
|
|
Red Hat系 Linux |
Fedora Remix |
PIDORA |
|
○ |
× |
Red Hat系 Linux |
Fedora 21 |
Fedora 21 Remix |
|
× |
○ |
組み込み系 Linux |
Open Embedded Linux Entertainment Centre |
OPENELEC |
メディア再生アプリケーションの「Kodi(旧:XBMC:X-Box Media Center)」向けOS |
○ |
○ |
組み込み系 Linux |
Open Source Media Centre |
OSMC (旧:RASPBMC:An XBMC Media Centre) |
メディア再生アプリケーションの「Kodi」向けOS |
○ |
○ |
RISCプロセッサ向けOS |
A non-Linux distribution |
RISC OS |
LinuxではないOS |
|
|
独立系 Linux |
An Arch Linux port for ARM devices |
Arch ( Pi 1、Pi 2 ) |
2015年2月現在、公式webにあるのは、古いバージョンのみ http://downloads.raspberrypi.org/arch/ |
○ |
○ |
Microsoft Windows |
Windows 10 |
Windows 10 IoT Core |
パソコン用のWindowsとは違う組み込み機器用で、UWPアプリなら動くらしい 「Windows Developer Program for IoT」に登録した開発者に提供される予定らしい |
× |
○ |
【 Raspberry Pi向けOSの一例(公式web以外) 】
種類 |
元のOS |
Raspberry Pi向け |
概要 |
|
|
Kano OS |
Raspberry Pi を使った小型PC組み立てキット「Kano」用OS |
|
|
Volumio |
音楽再生システム(OSとアプリ一体) |
独立系 Linux |
Arch Linux ARM |
arkOS |
|
BSD系 |
FreeBSD |
|
|
BSD系 |
NetBSD |
|
|
|
|
Coder for Raspberry Pi |
Google製の教育用webアプリプラットフォーム |
|
Chromium OS |
|
ブラウザのChromium ではなく、Chrome OSの開発版 |
|
Android |
|
|
|
FireFox OS |
|
|
SD/SDHCメモリーカードに入れるソフトウェアは、
- 選択した基本ソフト(OS)
- 基本ソフトの選択とインストール処理を行う「NOOBS」というソフト(「インストーラ」と呼ばれる)
のどちらか。
その「NOOBS」には二種類あり、
- 「NOOBS(無印)」:予めパソコンでダウンロードしたファイルの中に、複数のOSデータが含まれており、Raspberry Piに挿してから選択したOSをインストールする
- 「NOOBS LITE」:Raspberry Piに挿してから、選択したOSだけをRaspberry Piでダウンロードしてインストールする
がある。
過去のバージョンは、http://downloads.raspberrypi.org/ から。
「Model A」と「Model A+」は、初期状態ではネットワークに接続できないため、「予め選択したOS」または「NOOBS(無印)」のふたつになるが、USB LANアダプター(有線)を使えば「NOOBS LITE」も使えるかもしれない(未確認)。
選択した基本ソフトを直接SD/SDHCメモリーカードに入れるには、「OSイメージファイルの書き込み」という作業が必要で、専用ソフトを使ったりコマンド入力したりする。ネット上の情報では、「OSを焼く」という初心者には通用しない表現で説明される場合もある(ディスクメディアへの書き込みではないため、焼くわけではない)。
「NOOBS」を使う方法では、「NOOBS」のファイルを、普通のデータと同様にSDHCメモリーカードにコピーするだけで済むため、初心者向きとなっている。
「OSイメージファイルの書き込み」では、書き込み先のドライブを間違えると、データを破壊してしまうということもあり、「NOOBS」は初心者向きである。
OSインストール後でも、起動時に[Shift]キーを押せば再び「NOOBS」を使用でき、OSの再インストールや変更ができるらしい。
「NOOBS(無印)」のデメリットは、選択されなかった基本ソフトのファイルが残っているためSDHCメモリーカードの容量がその分減ること。
対策は、選択する基本ソフトのファイルを選んでコピーすること。
「NOOBS LITE」のデメリットは、ダウンロードの処理が、Raspberry Piの性能の影響を受けること。「Model A」と「Model A+」では使えないこと。
※「NOOBS」を使ったことがないため、間違っているかもしれない。
販売されている、ソフトウェアの入ったSDHCカードにも、「基本ソフト(OS)入り(Raspbianのみ)」と「NOOBS入り」の二種類がある。Pi 2 用に購入する場合は、バージョンが1.4以降か注意しなくてはならない(Version 1.3.12までのは使えない)。
データ用のSDHCメモリーカードに自分でソフトウェアを入れる場合の推奨は、
- 容量:OSのイメージファイルを書き込む場合は 2GB(SD)以上、OSによっては 4GB(SDHC)以上、「NOOBS LITE」を使う場合は 4GB(SDHC)以上、「NOOBS(無印)」を使う場合は、8GB(SDHC)以上
- 読み書き速度:Class(SDスピードクラス)4以上
らしく、形状(サイズ)には必須条件があり、
- 「Model A」「Model B」は、標準サイズ(形状)のSD/SDHC、またはmicroサイズを標準SDカードサイズ変換アダプタに挿す
- 「Model A+」「Model B+」「Pi 2 Model B」は、microサイズのみ
※標準サイズのSD/SDHCカードを、microSDカードスロットに差し込めるようにする「SD-microSD変換エクステンションケーブル」や「SD-microSD逆変換アダプタ」もあるが、使えるかどうかは不明
となる。
SDXCメモリーカード(64GB以上)は、標準フォーマットの「exFAT」ではなく「FAT32」でフォーマットしなおすと使える。
容量の大きなSDHC/SDXCメモリーカードを使うと、バックアップをとる場合に処理時間が掛かるというデメリットもあるため、大きければいいということでもないらしい。
バックアップをとる場合に、同じ容量のメモリーカードでも、厳密な容量には違いがあり、大から小へのバックアップはとれないらしい。そこで、容量は必要最低限に抑えておいたほうが、大きめの容量に入れておくよりも、やり易くなる可能性がある。
また、メモリーカードには、書き換え回数寿命がある。システム(OS)を入れて起動に使うとなると、データの保管よりも書き換え頻度が高くなり、早く寿命に達して故障する可能性がある。消耗品と考えると、高価な大容量メモリーカードはもったいない。
ところが、書き換えする箇所を分散して寿命を伸ばすために、ある程度大きい容量のほうがいいという
情報もある。
読み書き速度を示すSDスピードクラスの違いで、起動時間に差が出るという
情報がある。高速なほうが高価なので、用途を考えて選択することになる。
Raspberry Piは、UHS高速転送(UHS-IやUHS-II)に対応していないらしいので、UHS対応品を選ぶ必要はないことになる。
また、相性が合わず使えないSDHCメモリーカードがあるため、注意しなくてはならない。
しかし、国内で流通している商品の情報は、下記程度しかなく乏しい。
SDカードに相性があるとは知らぬまま買ってしまったが、運よく使えたSDメモリーカードがある。
【 たまたま使えたSDメモリーカード 】
容量 |
Class 2 |
Class 4 |
Class 6 |
Class 10 |
4G |
|
|
|
Silicon Power |
8G |
|
Gigastone |
|
|
16G |
|
|
|
TOSHIBA |
32G |
|
|
|
ADATA、 FREECOM |
64G ※1 |
|
|
|
Silicon Power |
※1 フォーマッタ(ソフトウェア)でファイルシステム(フォーマット)を「FAT32」に変更
◆Manufacturer:メーカー/ブランド:Silicon Power
Type:タイプ:microSDHC
Size (GB):サイズ:4
Class:クラス:10
UHSスピードクラス:非対応
Model:モデル:SP004GBSTH010V10SP(3JPPT04GC101-1)
Info:SDアダプタ付、永久保証、防水、耐衝撃
購入日:2015/7
JANコード:4712702618792
販売店:あきばお~
価格:399円(税込)
◆Manufacturer:メーカー/ブランド:Gigastone
Type:タイプ:microSDHC
Size (GB):サイズ:8
Class:クラス:4
Model:モデル:
Info:備考:SDアダプタ付、防水、ECC機能、動作電圧2.7V~3.6V
購入日:2014/12
JANコード:4716814071124
販売店:あきばお~
価格:350円(税込)
◆Manufacturer:メーカー/ブランド:TOSHIBA
Type:タイプ:microSDHC
Size (GB):サイズ:16(最大使用可能容量 14.4)
Class:クラス:10、書込最低 20MB/s
UHSバスインターフェース/スピードクラス:UHS-I Class 1(U1) SDR50読込最高 30MB/s
Model:モデル:SD-C016GR7AR30(P1301C016R30TA)
Info:備考:SDアダプタ付、特定の海外国/地域向け製品のため、日本国内でのサポートは受けられません。Water Proof、X-ray Proof、使用温度範囲-25~85℃
購入日:2015/1
JANコード:4904550894125
販売店:あきばお~
価格:777円(税込)
◆Manufacturer:メーカー/ブランド:ADATA
Type:タイプ:microSDHC
Size (GB):サイズ:32
Class:クラス:10
UHSスピードクラス:UHS-I(U1) 最高 30MB/s
Model:モデル:AUSDH32GUICL10-RA-1
Info:SDアダプタ付、永久保証、Water Proof、Shock Proof、Magnet Proof、X-Ray Proof、使用温度範囲-25~85℃
購入日:2014/12
JANコード:4713435793947
販売店:あきばお~
Type:タイプ:microSDHC
Size (GB):サイズ:32
Class:クラス:10
UHSバスインターフェース/スピードクラス:非対応
Info:備考:ケース、SDアダプタ付
購入日:2015/10
JANコード:4021801370235
販売店:NTT-X Store
価格:在庫処分1,280円(税・送料込)
◆Manufacturer:メーカー/ブランド:Silicon Power
Type:タイプ:microSDXC
Size (GB):サイズ:64
Class:クラス:10
UHSスピードクラス:UHS-I(U1) 最大読み出し 50MB/秒、最大書き込み 15MB/秒
Model:モデル:SP064GBSTXBU1V10SP(3JPPT64GBU11-1)
Info:SDアダプタ付、永久保証、防水、耐X線、耐衝撃
[注]購入後、FAT32に再フォーマット
購入日:2014/12
JANコード:4712702628203
販売店:あきばお~
■ 電源
まず、電源に関する公式webの説明は、
ここにある。
電源のUSB micro Type B 端子から入力された電力は、本体とUSB端子とGPIO及びシリアルバスとHDMIとカメラモジュールに分配されるため、接続する機器類の分を含めた電力をACアダプタから供給しなくてはならない。
電力が不足すると、強制リセットが発生し、その際にSD/SDHCメモリーカードが損傷し、起動できなくなるというトラブルが発生することもあるそうだ。
ところが、電源回路には電流の上限に制限(リセッタブルボリスイッチ)があるため、ACアダプタの出力が大き過ぎても意味はない。GPIOの電源(5V)ピンから入力する方法もあるが、過電流に対して保護されないため、焼損する危険がある。
「PoE(Power over Ethernet)」という方法で電源を供給するための基板も販売されている。「PoE」は、LAN(Ethernet)ケーブルを電源ケーブルと兼用させる方法で、電源ケーブルが要らなくなる。ただし、かなり高価。
となっている。ただし、「B+」「A+」「Pi 2 B」は初期設定のままでは、USB端子の電源出力が合計0.6A(600mA)に低く抑えられているため、必要なら設定を変えなければならない。
「Raspberry Pi用」というACアダプタの中には、出力が 1A(1000mA)の物があり、これでは「A+」「B+」「Pi 2 B」で各端子へ出力する分の電力が不足気味になる。
安い物を探すと、上海問屋で販売されている「DN-68294 商品コード:4548804682948」(出力2A) 699円(税込)と、100円ショップのmicroUSBケーブル108円(税込)の組み合わせになる。
上海問屋は、秋葉原の店頭のほうがタイムセールなどで若干安い場合がある。
ただし、使い方によっては1年で寿命がくるというのが安さの理由だったりするため、覚悟(割り切り)が必要。
USB-ACアダプタよりも安い「セルフパワーUSBハブ」が売られている場合がある。例えばサンワサプライの直販サイトの「サンワダイレクト」では、「USB2.0ハブ(シルバー)USB-HUB219SV(小型ACアダプタ5V2.6A付き)」の
アウトレット品「ZUSB-HUB219SV」が500円(税込)で販売されていた(既に完売)。
しかし、個々のポートの電流に上限があり、電源としては使用出来なかった。
安さではなく機能で探すと、「Raspberry Pi向け」として電源スイッチ付きACアダプタやケーブルが見つかる。
◆ USB電源スイッチ
◆ 個別スイッチ付きのセルフパワーUSBハブ
セルフパワーUSBハブから電源を得る場合は、1ポートあたりの電流上限(制限)が、Raspberry Piの消費電流より大きくなければならない。セルフパワーUSBハブであっても、「バスパワーモード」では、供給電流が小さくなってしまう。
「Model A」「Model A+」は、消費電力が小さいためセルフパワーUSBハブであれば、ほとんど使えそう。
USBハブの商品仕様には、1ポートあたりについて書かれていない場合が多く、制限がないのか記載もれなのかは、買ってみないと解らない。
Raspberry Piの電源端子(USB micro Type B メス)の信号線「D+」「D-」は、開放(フロート)になっているためセルフパワーUSBハブのダウンストリームポートから電源を取り、そのままUSBハブとして使えるかもしれない。
- エレコム U2H-TZS420S シリーズ
- エレコム U2H-TV002SBK
- エレコム U3H-S409SBK
- サンワサプライ USB-HSM410 シリーズ
- サンワサプライ USB-HSL415 シリーズ
- サンワサプライ ZUSB-HSM410 シリーズ (アウトレット)
- サンワサプライ ZUSB-HSL415 シリーズ (アウトレット)
ただ、一番簡単で安上がりな方法は、個別スイッチ付きテーブルタップや節電タップでACアダプタへの給電をオンオフすること。
安上がりの例。タップ 108円(税込)+5V2.0A出力ACアダプタ 700円(税込)+ケーブル 108円(税込)
電源スイッチとは違うが、長押しするとシャットダウンするスイッチを追加するという
情報がある。
本格的な電源スイッチを実装する基板も販売されている。
◆ バッテリー
UPS(Uninterruptible Power Supply 無停電電源装置)には、「
MoPi」「UPS PIco」「UPiS Advanced」「Pi UPS」「SmartUPS」「Juice4Halt」などがある。
◆ 電源一体化システム
◆ 電源管理モジュール
◆ 他と兼用
「ACアダプター」と「電源スイッチ」と「ケース」と「5ポートセルフパワーUSBハブ」と「2.5インチHDD/SSD外付けケース」の兼用となる「
Plusberry Pi(プラスベリー パイ)」がある。
改造する前提となるが、「ACアダプタ」と「6ポートセルフパワーUSBハブ」と「ケース」の兼用として、下記が使えるかもしれない。USBポートは7ポートだが、電源用に1ポート使う。ただし、ダウンストリームポートから充分な電流が得られるかは未確認。通常価格なら「ACアダプタ付きセルフパワーUSBハブ」と「ケース」を買ったほうが安いが、メルマガ読者限定セールの、3,280円(税・送料込)なら割安。
消費電力やUSB端子の数が少ない点で、「Model A」や「Model A+」と合いそうだが、ケースとしては大き過ぎるため小型という長所が失われる。
改造する項目は、本体の固定、端子の穴追加、電源スイッチの追加、パイロットランプの追加(基板上のLEDから光ファイバーで導光したりGPIOにLEDを接続)、冷却のための通気口追加など。
税、送料込みで 980円の
特価品はお買い得と言えそう。
■Raspberry Piで使えるUSBデバイス(USB機器)
まず、USBに関する公式webの説明は、
ここにある。
電流関係は、GPIO及びシリアルバス、HDMI、カメラモジュールを使うかどうかも関係する。GPIO全体で最大50mA、ピン1本では最大16mA、HDMIは50mA、カメラモジュールは250mAが見込まれる。
下記の表は、あちこちの情報を寄せ集めたもので、正確な情報は不明。
【 Raspberry Piの電流値 [mA] 】
Model |
電源の 電流上限 |
本体の 消費電流 |
USB端子の電流制限 |
ひとつあたり |
全体の合計 |
A |
1200 |
300 |
140 |
500 |
B |
1200 |
700 |
140 |
500 |
A+ |
2000 |
200 |
? |
初期設定600 変更後1200 |
B+ |
2000 |
600 |
? |
初期設定600 変更後1200 |
Pi 2 B |
2000 |
900 |
? |
? |
接続できるUSB機器の個別の情報は見つかるが、一覧があればいいと思う。
また、表の「Brand」欄にある「Logitech」であるが、ウィキペディアによれば、日本国内では「Logicool」(ロジクール)ブランドにあたる。これは、国内には「エレコム株式会社(ELECOM CO.,LTD)」の子会社に「ロジテック株式会社(Logitec Corp.)」が既に存在していたため、別名の日本法人「株式会社ロジクール」となった。つまり、
- 海外の「Logitech」は、国内では「ロジクール(Logicool)」
- 国内の「Logitec」は、「ELECOM」の子会社「ロジテック」
両社は、別会社で無関係となる。また、現在「Logitec」ブランドは「ELECOM」ブランドに統一された。と、実にややこしく、混乱しやすい。
接続してみて、認識されているかどうかは、コマンド入力「lsusb」で確認する(最初の文字は小文字のエルで数字の1ではない)。
◆ 無線LAN
無線LANアダプタにまつわるトラブルは、
などがあるようだ。ドライバと熱暴走以外は、設定変更で回避できる可能性がある。
ネット上には、設定方法の情報が溢れているが、同じ設定でも記述が異なっていたり、自分が設定したい事例が見つからないといった問題がある。下記のような使い方の違いによって、設定の記述が変わる。
- 有線LAN(eth0)を使う場合もあるのか、無線LAN接続だけなのか(有線と無線のローミング)
- 接続するアクセスポイントがひとつだけなのか、複数から切り換えるのか(アクセスポイントのローミング)
- IPアドレスを固定する(静的IPアドレス)のか、DHCPで自動取得するのか
設定する前に確認しておくこと
- アクセスポイントのSSID(ESSID)※SSIDとESSIDは厳密には別もの
- 認証方式(例:WPA2-PSK)
- 暗号化方式(例:AES)
- パスフレーズ(パスキー、パスワード)
- SSIDをブロードキャストしていない(ステルスSSID)かどうか
設定する時に使うコマンドいろいろ。
- USB無線LANアダプタ(WiFiドングル)がRaspbianに認識されているか確認する「lsusb」
- ネットワークインターフェースの状況(IPアドレス含む)を確認する「ifconfig」
- 無線LANの状態を確認する「iwconfig」
- 無線LANアダプタの省電力機能を停止して通信の安定化と高速化を図る「iwconfig wlan0 power off」※「power off」は電源オフではなく、パワーマネジメント機能をオフするという意味
- IPアドレスを確認する「ip addr show」
- 周辺のアクセスポイントを確認(スキャン)する「iwlist wlan0 scan」
- 接続できているかを確認する「ping -c 3 www.google.co.jp」
- ネットワークをリスタートする「/etc/init.d/networking restart」
- 無線LANを停止、起動する「ifdown wlan0」と「ifup wlan0」
- パスフレーズを暗号化する「wpa_passphrase ~SSIDを書く~ ~パスフレーズを書く~」
BUFFALO製 WLI-UC-GNM の設定でハマってしまったのは、ファイル「/etc/wpa_supplicant/wpa_supplicant.conf」の内容。
あちこちの情報を集めると、「network={ }」の中に書く設定項目には、下記のようなものがある。設定する値は、情報元によってバラバラで正解が解らない。
scan_ssid= # SSIDをブロードキャストしていない(ステルスSSID)場合は 1 で、SSIDを開示している場合は 0 にするか、このキーワードを書かない。
key_mgmt=
proto=
pairwise=
group=
auth_alg=
id_str=
priority=
ssid=
psk=
この中で、「group=」が書いてあると接続できなかった。「startx」と入力して開始するデスクトップ環境(ウィンドウシステム)の、「Menu > 設定 > WiFi Configuration」の設定アプリ「wpa_gui」で「EDIT」を選び、何も変更せずに「SAVE」をしたら接続できた。その後で設定内容を見ると、「group=」は削除されていた。
その後で、「psk=」に、そのまんまバレバレで書かれている(「平文で書かれている」とも言う)パスキー(パスフレーズ、接続開始時のパスワード、ネットワークセキュリティキー)の暗号化を行った。
USB無線LANアダプタの内蔵チップに何を採用しているかは、使えるかどうかの判断材料になるが、仕様に明記されていない場合が多い。プラネックスコミュニケーションズは、
一部開示している。デバイスドライバは、複数の種類に対応している場合があり、ドライバファイル名と内蔵チップ名が違っている場合もある。
【 Raspberry Piで使えるUSB無線LANアダプタ (Wi-Fiドングル)の一例 】
メーカー 型番 |
規格 |
最大速度 |
情報元 |
消費電力 |
内蔵チップ |
PLANEX GW-450D または FFP-450D |
ac/n/a/g/b 5GHz 2.4GHz |
433Mbps |
ここ |
最大1.5W |
MediaTek MT7610U |
PLANEX GW-USNANO2A |
n/g/b 2.4GHz |
150Mbps |
ここ |
最大1.3W |
Realtek RTL8188CUS |
PLANEX GW-USNano2 |
n/g/b 2.4GHz |
150Mbps |
ここ |
最大1.3W |
Realtek RTL8188CUS |
PLANEX GW-USWExtreme |
n/g/b 2.4GHz |
150Mbps |
ここ |
最大1.3W |
|
PLANEX GW-USValue-EZ |
n/g/b 2.4GHz |
150Mbps |
ここ |
最大1.25W |
|
PLANEX GW-US54Mini |
g/b 2.4GHz |
54Mbps |
ここ |
最大1.45W |
|
PLANEX BT-Micro3H2X |
n/g/b 2.4GHz Bluetooth ver 3.0 + HS |
150Mbps(Wi-Fi) 24Mbps(Bluetooth) |
|
1.5W未満 |
|
I-O DATA WN-G300UA |
n/g/b 2.4GHz |
300Mbps |
ここ |
最大1.35W(270mA) |
|
I-O DATA WN-G150UM |
n/g/b 2.4GHz |
150Mbps |
ここ |
最大1W(200mA) |
|
I-O DATA WN-G150U |
n/g/b 2.4GHz |
150Mbps |
ここ |
最大0.85W(170mA) |
|
BUFFALO WLI-UC-GNM |
n/g/b 2.4GHz |
150Mbps |
多数 |
最大2.5W |
Ralink RT8070V |
BUFFALO WLI-UC-GNM2 |
n/g/b 2.4GHz |
150Mbps |
ここ |
最大2.5W |
Ralink RT3070L |
Logitec LAN-W150NU2A |
n/g/b 2.4GHz |
150Mbps |
ここ |
最大1.15W(230mA) |
|
Logitec LAN-W150N/U2BK,WH |
n/g/b 2.4GHz |
150Mbps |
ここ |
最大1.15W(230mA) |
|
Logitec LAN-W150N/U2KT |
g/b 2.4GHz |
150Mbps |
ここ |
? |
|
◆ ウェブカメラ/ウェブカム/webカメラ/webカム/Webcamera/Webcam
webカメラは、UVC(USB video device class)規格に対応した商品であれば、動作する可能性がありそう。
【 Raspberry Piで使えるUSB接続webカメラの一例 】
メーカー 型番 |
画素数 |
消費電力 |
情報元 |
備考 |
学研 USB特撮カメラ |
|
|
|
大人の科学マガジン付録 |
Logicool HD Webcam C270 |
300万 |
|
ここやここ |
UVC対応、モノラルマイク内蔵 |
Logicool Qcam Pro 4000 |
30万 |
|
|
|
BUFFALO BSW13K10H |
130万 |
|
|
UVC対応、マイク別 |
BUFFALO BSW20KM11BK |
200万 |
|
ここ |
UVC対応、ステレオマイク内蔵、ガラスレンズ |
iBUFFALO BSW20KM05 |
200万 |
|
ここ |
UVC対応、マイク内蔵、外付けマイク対応 |
BUFFALO BSW13K05H |
130万 |
|
ここ |
UVC対応、マイク別 |
BUFFALO BASW3KH |
30万 |
|
ここ |
UVC対応、マイク別 |
ELECOM UCAM-DLN130T |
130万 |
|
ここ |
UVC対応、モノラルマイク内蔵 |
ELECOM UCAM-DLK130T |
130万 |
|
ここ |
UVC対応、、モノラルマイク内蔵、ガラスレンズ |
ELECOM UCAM-DLB200TA |
200万 |
|
ここ |
UVC対応、モノラルマイク内蔵、オートフォーカス |
ELECOM UCAM-DLA200H |
200万 |
|
ここ |
UVC対応、マイク別、ガラスレンズ |
ロアス Digio2 MCM-14 |
130万 |
|
ここ |
UVC対応、モノラルマイク内蔵 |
試してしみて使えたwebカメラ
カメラアプリの「Motion」は、起動直後は動作するが、時間が経過すると「UNABLE TO OPEN VIDEO DEVICE」となり止まってしまう。リブートすると動作するため、バッファのオーバーフローとかカメラの熱暴走かもしれない。原因・対処方法は不明。
【 Raspberry Piで試して使えたUSB接続webカメラ 】
メーカー 型番 |
画素数 |
消費電力 |
備考 |
アプリ |
Motion |
mjpg-streamer |
guvcview |
fswebcam |
OpenCV |
コレガ CG-WC200 ※数時間の連続使用で故障した |
200万 |
|
UVC対応、モノラルマイク内蔵、ガラスレンズ、オートフォーカス |
○ |
○ |
? |
? |
? |
ELECOM UCAM-C0220FEBK |
200万 |
|
UVC対応、モノラルマイク内蔵 |
○ |
○ |
? |
? |
? |
サンワサプライ CMS-V29SETSV (アウトレット品 ZCMS-V29SETSV) |
130万 |
最大120mA |
UVC対応、モノラルマイク内蔵 |
○ |
○ |
? |
? |
? |
Name:商品名:ガラスレンズ搭載オートフォーカス対応 フルHD WEBカメラ
※数時間の連続使用で故障した
Hardware ID:
Verified OS:確認したOS:raspbian/wheezy
Verified OS version:確認したOSバージョン:2015-05-05
Verified Resolution:確認した解像度:320x240
Additional Information:補足:
センサー:CMOS
有効画素数:200万
フォーカス:自動
ゲインコントロール:自動
露出:自動
ホワイトバランス:自動
最低照度:30Lux
フレームレート:最大30fps
取得承認:VCCIクラスB
内蔵マイク:入力感度 -32dB ±2dB
最大解像度:1920x1080
色数:
レンズ:ガラス
画角:50°
焦点距離:3㎝~∞
消費電力:
ケーブル長:1.5m
コマンド「lsusb」での識別名:Realtek Semiconductor Corp.
Name:商品名:WEBカメラ 200万画素 イヤホンマイク付きモデル
Hardware ID:
Verified OS:確認したOS:raspbian/wheezy
Verified OS version:確認したOSバージョン:2015-05-05
Verified Resolution:確認した解像度:320x240
Additional Information:補足:
センサー:1/5インチ CMOS
有効画素数:200万
フォーカス:固定
ゲインコントロール:
露出:
ホワイトバランス:
最低照度:
フレームレート:最大30fps
取得承認:
内蔵マイク:エレクトレットコンデンサー方式n無指向性 -38dB±4dB 2.2kΩ 20~16,000Hz
最大解像度:1600x1200
色数:約1677万色 (24bit)
レンズ:
画角:56°
焦点距離:
消費電力:
ケーブル長:1.5m
Name:商品名:WEBカメラセット
Hardware ID:
Verified OS:確認したOS:raspbian/wheezy
Verified OS version:確認したOSバージョン:2015-05-05
Verified Resolution:確認した解像度:320x240
Additional Information:補足:
センサー:CMOS
有効画素数:130万
フォーカス:固定
ゲインコントロール:
露出:自動
ホワイトバランス:自動
最低照度:20Lux
フレームレート:最大30fps
取得承認:
内蔵マイク:
最大解像度:1280x1024
色数:
レンズ:F2.8
画角:
焦点距離:8cm~
消費電力:最大120mA
ケーブル長:巻き取り式0.75m
◆ ブルートゥース/ブルーツース
【 Raspberry Piで使えるUSB Bluetoothアダプタ(BT ドングル)の一例 】
メーカー 型番 |
Ver. Class/通信距離 |
情報元 |
消費電力 |
iBUFFALO BSBT4D09BK |
4.0+EDR/LE 最大25m |
|
|
iBUFFALO BSHSBD04BK |
3.0+EDR Class2 |
ここ |
|
PLANEX BT-Micro4 |
4.0+EDR/LE 25m |
多数 |
300mW未満 |
PLANEX BT-MicroEDR1X |
2.1+EDR Class 1 |
|
750mW未満 |
PLANEX BT-Micro3H2X |
3.0 + HS Class2 n/g/b 2.4GHz(Wi-Fi) |
ここ |
1.5W未満 |
グリーンハウス GH-BHDA42 |
4.0(EDR/LE) Class2 |
ここ |
スタンバイモード:25mA / 転送モード:80mA |
Logitec LBT-UAN03C2BK8 |
3.0(EDR対応)Class 2 |
ここ |
0.5W |
Logitec LBT-UAN04C2BK |
4.0 Dual mode(EDR及びLE対応) Class 2 |
ここ |
|
ELECOM LBT-UAN05C2 |
4.0/LE/EDR Class2 |
ここ |
|
サンワサプライ MM-BTUD40 |
4.0+EDR 最大約25m |
ここ |
|
◆ 有線LAN
【 Raspberry Piで使えるUSB有線LANアダプタの一例 】
メーカー 型番 |
情報元 |
備考 |
プラネックスコミュニケーションズ USB-LAN100R |
ここ |
CDC-ECMドライバをサポートしておりLinuxに正式対応 |
プラネックスコミュニケーションズ USB-LAN1000R |
ここ |
CDC-ECMドライバをサポートしておりLinuxに正式対応 |
◆ ワイヤレスキーボード/マウス/タッチパッド
HID(ヒューマンインターフェースデバイス)の接続・認識は、ほとんどの商品が問題なさそう。
しかし、小型のキーボードの中には、「USキーボード/US配列/英語配列」があり、設定に注意が必要。
設定コマンド(初回起動時に自動実行される)「raspi-config」で、キーボードの種類を「US」にする他にも、言語(ロケール)を、イギリスの英語「en_GB.UTF-8」からアメリカの英語「en_US.UTF-8」に変えなければならない。そうしないと「£」(イギリス・ポンド/パウンド)が表示されたりする。Raspberry Piの初期設定の説明の多くは、日本語を追加するだけしか書かれていないため、英国の英語のままとなっている。
◆ USBオーディオ機器
USB接続のスピーカーやヘッドセット。
◆ 光学ディスクドライブ
USB接続のCD、DVD、BDドライブ。
■映像・音声出力
各モデルの出力信号は同じだが、端子の仕様に違いがある。
【 Raspberry Piの映像・音声出力端子 】
Model |
デジタル |
アナログ |
映像(ビデオ) |
音声(オーディオ) ステレオ |
映像(ビデオ) コンポジット映像信号 NTSCおよびPAL |
音声(オーディオ) ステレオ |
A B |
HDMI Type Aメス バージョン1.3および1.4 |
RCA端子メス(ピンジャック) |
3.5mm ミニジャック 3極 |
DSI(Display Serial Interface) 15極フレキシブルフラットケーブル (FFC)用コネクタ I2C(I2C Inter-Integrated Circuit)ピンヘッダ USB |
I2S(I2S:Inter-IC Sound) スルーホールのみ USB |
A+ B+ Pi 2 B |
HDMI Type Aメス バージョン1.3および1.4 |
3.5mm ミニジャック 4極 |
DSI(Display Serial Interface) 15極フレキシブルフラットケーブル (FFC)用コネクタ I2C(I2C Inter-Integrated Circuit)ピンヘッダ USB |
I2S(I2S:Inter-IC Sound) (ピンヘッダ) USB |
他にも、Ethernet(イーサネット)やUSB接続の無線LANアダプタ経由で、他のパソコンやタブレット、スマホに画面を表示させる「VNC(Virtual Network Computing ヴァーチャル・ネットワーク・コンピューティング)」という方法もある。
コンポジット映像信号(アナログ)出力は、「B+」「A+」「Pi 2 B」では、RCA端子が廃止されて3.5mmミニジャック(4極)から出力されている。
RS Components 製オプション品のケーブルに「オーディオケーブルアセンブリ」(RS品番:832-6278 メーカー 型番:RAS-PHONO-1.8M)がある。RSオンラインのRaspberry Piトップページから「ケーブル」の一覧を開いても、なぜか表示されない。
詳細情報に、「“肥大”オーディオ」とあるのはご愛嬌。「左オーディオ」のこと。また、左右と色の対応がウィキペディアにあるような一般的な情報とは逆で「赤:左」「白:右」になっている。これは英国サイトが情報元となっていると思われる。これと同じく「赤:左」「白:右」の情報は、
NTT東日本と
バッファロー(知ってなっとく接続規格)にもある。
この、3.5mmミニジャックの4極の信号割り当て(ピンアサイン)に注意が必要。
このような信号割り当てになっているのは、ステレオ音声用の3極3.5mmミニプラグを挿し込んでも音声が正常に出力されるようになっているためである。但し、コンポジット映像信号が出ていると、音声にノイズが乗ってしまうそうだ。
ケーブル「4極3.5mmミニプラグ ←→ RCA端子オス(ピンプラグ)×3(赤白黃)」は、4極の信号割り当てに統一された規格がない。
グリーンハウス製のポータブルDVDプレーヤー(液晶画面付き)の外部入力端子が4極3.5mmミニジャックであり、付属品のケーブルを調べてみたところ、信号割り当てはRaspberry Piと違っていた。
それを知らずに端子の“色”で合わせてしまうと「映らない→トラブルだ!」と、なってしまう。自分でテスターを使って調べられないならば、商品説明に信号割り当てが書かれているものを選んだほうがいい。
「A/Vケーブル」として市販されているもの(「ビデオカメラ用」「Standard Camcorder Cable」「Camcorders」)の多くは、下記のような信号割り当てになっている。Raspberry Piとは違うが、「赤と黄色を逆に挿す」ようにすれば、使うことはできる。ただ、ケーブルの作り(インピーダンスなど)が、映像と音声で違っているケーブルの場合には、音声の左右で特性が違ってしまう問題が発生する。
ここで、ネット上の情報には、端子の形の種類「RCA端子」と、端子に流れる信号の種類「コンポジット映像信号」との混同が見られる。「B+ではコンポジットが消えた」とか、「コンポジット端子が省かれHDMIのみになった」とか、「B+の3.5mmジャックからコンポジットRCAを出力」などの勘違いがある。
Raspberry Pi の4極端子と、ピッタリ同じものに「
iPod用」と、パイオニア製カーナビ用の、 株式会社ストリート(STREET)製 Mr.PLUS ミスタープラス 「AH-25」があった。
iPod用は、音声の左右(AUDIO LとAUDIO R)が逆という情報もあるが、実物を調べたら、Raspberry Pi と全く同じだった。
◆ ケーブルの例
メーカー:サンワサプライ
販売店:サンワダイレクト
品名:アウトレット:iPodビデオケーブル(1.5m)
品番:ZKB-IPAV15
販売価格:¥500(税込)
※第5世代iPodの映像やiPod Photoの画像をテレビで見ることができるケーブル。
※アウトレットではない通常品は、「KB-IPAV15」となるが、似た型番の「KB-IPAV15D」は、Doc端子からの出力ケーブルであり使えない。
コンポジット映像信号出力を使用する方法(HDMIとコンポジットの出力方法の選択)は、
- ケーブルの接続状況により、自動で切り換わる
※この自動切り換えが原因でHDMI側で映らないトラブル(HDMIから出力されているつもりがコンポジットから出力されていた)になることもある(HDMI切替器やHDMI→VGA変換器)。
- 起動時にキーボードの「4」キーを押しておくと一時的に選択される(日本の信号方式のNTSC) (情報元)
※「1」:HDMI 「2」:HDMI safe mode 「3」:PAL方式のコンポジット映像信号
- 設定ファイル「/boot/config.txt」を書き換えて、HDMI優先の自動切り換えをするかしないかを指定したり、特定の出力に固定(情報元)
などの方法によるらしい。
■本体ケース、エンクロージャ、ベース+カバー
本体の大きさや端子の並びの違いで、本体とケースの対応は3パターンになる。
- 「Model A」と「Model B」 兼用
※「Raspberry Pi用ケース」としか書かれていない古い商品は、これに該当する場合がほとんどで、「A+」「B+」「Pi 2 Model B」では使えないため注意が必要。
- 「Model A+」専用
- 「Model B+」と「Pi 2 Model B」 兼用
※「B+」用として発売された物の一部には、後から発売された「2B」との部品実装の違いにより削らなければならない物がある(RSオンラインでは、削り加工済みで販売されている)。
ICのサイズや位置の違いで、ケースに開いたヒートシンク用の穴が合わない物がある。
オシャレなもの(
Pibow Rainbow Ninja Coupé)や、機能的なもの(パソコン用ディスプレイやテレビの背面に取り付けられる「VESAマウント」対応、電子機器取り付けの規格マウントの「DINレール」対応)もある。
おもちゃのブロック(レゴブロックやナノブロック)で作る
例もある。
100円ショップで、他に使えそうな商品を探してみたけれど、しっくりする物は無かった。
◆「セリア(Seria)」のケース その1
◆「セリア(Seria)」のケース その2
◆「ダイソー(DAISO)」のケース
ただ、見つからないタイプのケースもある。
- ブレッドボードと一緒に収納できる
- HATなどの拡張基板と一緒に収納できる
- 自然放熱(冷却)重視(ヒートシンクのフィンに触れる空気が効率よく“流れる”もの。強制空冷用のファンを付けられるものはある)
- 端子のL字型アダプタと併用して一方向(一面)に端子を集中
- シャットダウンボタンなどの追加したスイッチを取り付けできる
- LEDなどの追加した表示素子を取り付けできる
- 赤外線受光素子などの追加したセンサーを取り付けできる
- GPIOに接続したケーブルを固定(ケーブルが引っ張られてもGPIOピンヘッダに力が掛からず抜けない)
しかし、Raspberry Piは小型なため、3Dプリンターでオリジナルケースを作りやすいため、解決しやすいし、楽しみにもなる。
■関連書籍(和書)
月刊の雑誌は、記事のひとつであることが多いため、入門ガイド書を選ぶなら単行本やムック本のほうがいい。
選択は、まずサポートwebページがあること。正誤の訂正、補足、プログラムのソースコードのダウンロード、Raspberry Piのモデルチェンジへの対応、電子部品の生産終了などに対応する代替品提示があれば理想的。
次に、前提としている読者のスキルレベルが合っていること。カスタマーレビューの「わかりやすい」「難しい」の評価は、この点が合っていなかったら全くあてにならない。
ひとくちに「入門」と言っても、「PCは全く知らない」「Windowsは知っているが、Linuxは知らない」「Mac OSは知っているが、Linuxは知らない」「Linuxは知っているが、Raspbianは知らない」の全てに当てはまる。
電子工作についても然り。通販では、この点を確認できないので困る。
◆ 日経 Linux (リナックス) 2015年 10月号
出版社:日経BP社
著者・編集者:日経Linux編集部
発売日:2015/9/8
ISBN-10:B013GW9RES
特集2 サーバー構築から映像演出まで『ラズパイをいじり倒そう』
◆ Interface (インターフェース) 2015年 10月号
出版社:CQ出版
著者・編集者:Interface 編集部
発売日:2015/8/25
ISBN-10:B010TMHK06
特集 900MHzマルチコア・コンピュータ ラズパイ2大解剖
別冊付録:ラズベリー・パイ便利帳2015
◆ Raspberry PiとScratchではじめよう! 電子工作入門
出版社:日経BP社
著者・編集者:今岡 通博
発売日:2015/08/10
ISBN-10:4822297756
ISBN-13:978-4822297756
◆ 日経 Linux (リナックス) 2015年 09月号
出版社:日経BP社
著者・編集者:日経Linux編集部
発売日:2015/8/8
ISBN-10:B010TMI4YM
特集1 ラズパイで電子工作ができる人になる
特別連載 Raspberry Piで始めるかんたんロボット製作
◆ Raspberry Piで遊ぼう! 改訂第4版 〜【2】から, モデルB+, Bまで全てに対応
出版社:ラトルズ
著者・編集者:林 和孝
発売日:2015/7/27
ISBN-10:4899774354
ISBN-13:978-4899774358
◆ Interface (インターフェース) 2015年 09月号
出版社:CQ出版
著者・編集者:Interface 編集部
発売日:2015/7/25
ISBN-10:B00ZD9EX06
特集 100Mbps!映像も! ラズパイのワイヤレス化作戦
◆ ラズパイマガジン2015年秋号 (日経BPパソコンベストムック)
出版社:日経BP社
著者・編集者:日経Linux編集部
発売日:2015/7/16
ISBN-10:4822236021
ISBN-13:978-4822236021
◆ 日経 Linux (リナックス) 2015年 08月号
出版社:日経BP社
著者・編集者:日経Linux編集部
発売日:2015/7/8
ISBN-10:B00ZD9E15S
特集2 Linuxから電子工作まで これなら使えるRaspberry Pi
特別連載 Raspberry Piで始めるかんたんロボット製作
Linuxレポート 電子工作 ● ラズパイ用の多機能な無停電装置が登場、仮想RTCも搭載
記事 みんなのラズパイコンテスト
◆ 日経 Linux (リナックス) 2015年 07月号
出版社:日経BP社
著者・編集者:日経Linux編集部
発売日:2015/6/8
ISBN-10:B00ZEL935S
特集2 「簡単パズル」で組み上げる 初めてのラズパイ電子工作
特別連載 Raspberry Piで始めるかんたんロボット製作
基礎講座 Raspberry Piで始めるモノ作り超入門 シーズン2
Linuxレポート PCボード ● Raspberry Pi 2向け新OS「Windows IoT Core」&「Ubuntu MATE」
記事 みんなのラズパイコンテスト
◆ みんなのRaspberry Pi入門 第2版 [対応言語:Python]
出版社:リックテレコム
著者・編集者:石井モルナ (著), 江崎徳秀 (著)
発売日:2015/6/4
ISBN-10:4897979943
ISBN-13:978-4897979946
◆ 日経 Linux (リナックス) 2015年 06月号
出版社:日経BP社
著者・編集者:日経Linux編集部
発売日:2015/5/8
ISBN-10:B00XM7OZ40
特集2 Raspberry Piをいじって遊ぼう
特別連載 Raspberry Piで始めるかんたんロボット製作
基礎講座 Raspberry Piで始めるモノ作り超入門 シーズン2
◆ 日経 Linux (リナックス) 2015年 05月号
出版社:日経BP社
著者・編集者:日経Linux編集部
発売日:2015/4/8
ISBN-10:B00TIVBDR6
特集2 ロボットや鉄道模型で戯れよう ラズパイからPepperまで~電子工作で動きを作る
◆ これ1冊でできる!ラズベリー・パイ 超入門 改訂第2版 Raspberry Pi Model B/B+/2対応
出版社:ソーテック社
著者・編集者:福田 和宏
発売日:2015/4/4
ISBN-10:4800710901
ISBN-13:978-4800710901
◆ Interface (インターフェース) 2015年 05月号
出版社:CQ出版
著者・編集者:Interface 編集部
発売日:2015/3/25
ISBN-10:B00T3C64JC
特集 ぴったり!ラズベリー・パイ×モバイル時代プロジェクタ
◆ 日経 Linux (リナックス) 2015年 04月号
出版社:日経BP社
著者・編集者:日経Linux編集部
発売日:2015/3/7
ISBN-10:B00T3C6G1S
特別付録 Raspberry Piをはじめよう
特集2 Raspberry Piで楽しいモノ作り
基礎講座 Raspberry Piで始めるモノ作り超入門 シーズン2(第6回)
◆ 日経 Linux (リナックス) 2015年 03月号
出版社:日経BP社
著者・編集者:日経Linux編集部
発売日:2015/2/6
ISBN-10:B00S5TM46Q
特集1 楽しいLinux生活 Hack50+3
特別連載 プログラミングでラズパイを楽しく動かそう 第4回 LCD付きの天気記録器を作る
基礎講座 Raspberry Piで始めるモノ作り超入門 シーズン2(第6回)
◆ ラズパイマガジン 2015年春号 (日経BPパソコンベストムック)
出版社:日経BP社
著者・編集者:日経Linux編集部
発売日:2015/1/15
ISBN-10:4822224953
ISBN-13:978-4822224950
◆ 日経 Linux (リナックス) 2015年 02月号
出版社:日経BP社
著者・編集者:日経Linux編集部
発売日:2015/1/8
ISBN-10:B00R1MLZS6
特集2 これから始めるRaspberry Pi
特別連載 プログラミングでラズパイを楽しく動かそう 第3回 ドットマトリクスLEDで遊ぼう
基礎講座 Raspberry Piで始めるモノ作り超入門 シーズン2(第4回)
◆ 日経 Linux (リナックス) 2015年 01月号
出版社:日経BP社
著者・編集者:日経Linux編集部
発売日:2014/12/8
ISBN-10:B00PWPLEWQ
特別連載 プログラミングでラズパイを楽しく動かそう 第2回 たくさんのLEDを光らせよう
基礎講座 Raspberry Piで始めるモノ作り超入門 シーズン2(第3回)I2Cの仕組みを見てみよう
◆ Raspberry Piで学ぶ電子工作 超小型コンピュータで電子回路を制御する (ブルーバックス)
出版社:講談社
著者・編集者:金丸 隆志
発売日:2014/11/21
ISBN-10:4062578913
ISBN-13:978-4062578912
◆ 日経 Linux (リナックス) 2014年 12月号
出版社:日経BP社
著者・編集者:日経Linux編集部
発売日:2014/11/8
ISBN-10:B00OYSPFK4
◆ Raspberry Pi電子工作レシピ
出版社:翔泳社
著者・編集者:河野 悦昌
発売日:2014/10/4
ISBN-10:4798137316
ISBN-13:978-4798137315
◆ RaspberryPiで学ぶ ARMデバイスドライバープログラミング
出版社:ソシム
著者・編集者:米田 聡
発売日:2014/9/24
ISBN-10:488337940X
ISBN-13:978-4883379408
◆ Raspberry Piユーザーガイド 第2版
出版社:インプレス
著者・編集者:Eben Upton (著), Gareth Halfacree (著), 株式会社クイープ (翻訳)
発売日:2014/9/11
ISBN-10:4844336495
ISBN-13:978-4844336495
◆ 日経Linux(リナックス) 2014年 10月号
出版社:日経BP社
著者・編集者:日経Linux編集部
発売日:2014/9/8
ISBN-10:B00MW63IN6
◆ Raspberry Piクックブック
出版社:オライリージャパン
著者・編集者:Simon Monk (著), 水原 文 (翻訳)
発売日:2014/8/23
ISBN-10:4873116902
ISBN-13:978-4873116907
◆ 日経 Linux (リナックス) 2014年 09月
出版社:日経BP社
著者・編集者:日経Linux編集部
発売日:2014/8/8
ISBN-10:B00M4KGVE8
◆ 作って楽しむホビープログラミング入門
出版社:日経BP社
著者・編集者:日経ソフトウエア編集部
発売日:2014/8/5
ISBN-10:4822277178
ISBN-13:978-4822277178
◆ Interface(インターフェース)2014年9月号
出版社:CQ出版
著者・編集者:Interface 編集部
発売日:2014/7/25
ISBN-10:B00CS91Z0K
◆ ラズパイマガジン (日経BPパソコンベストムック)
出版社:日経BP社
著者・編集者:日経Linux編集部
発売日:2014/7/16
ISBN-10:4822234940
ISBN-13:978-4822234942
◆ 日経 Linux (リナックス) 2014年 08月
出版社:日経BP社
著者・編集者:日経Linux編集部
発売日:2014/7/8
ISBN-10:B00L4HSJYM
◆ Interface (インターフェース) 2014年 08月号
出版社:CQ出版
著者・編集者:Interface 編集部
発売日:2014/6/25
ISBN-10:B005SMX994
◆ トランジスタ技術2014年7月号
出版社:CQ出版
著者・編集者:トランジスタ技術編集部
発売日:2014/6/10
ISBN-10:B008CMZLQG
◆ 日経Linux(リナックス) 2014年 07月号
出版社:日経BP社
著者・編集者:日経Linux編集部
発売日:2014/6/7
ISBN-10:B00KH7T1XI
◆ [はんだ付け不要]Raspberry Piアイデア実験室
出版社:シーアンドアール研究所
著者・編集者:坂本 俊之
発売日:2014/5/21
ISBN-10:4863541481
ISBN-13:978-4863541481
◆ 日経Linux(リナックス) 2014年 05月号
出版社:日経BP社
著者・編集者:日経Linux編集部
発売日:2014/4/8
ISBN-10:B00J8PZGZ2
◆ 日経 Linux (リナックス) 2014年 04月号
出版社:日経BP社
著者・編集者:日経Linux編集部
発売日:2014/3/8
ISBN-10:B00IK1ZQ3C
◆ Raspberry Piではじめる どきどきプログラミング (はじめるプログラミング シリーズ)
出版社:日経BP社
著者・編集者:阿部 和広 (著, 監修), 石原 淳也 (著), 塩野 禎隆 (著)
発売日:2014/2/15
ISBN-10:4822297314
ISBN-13:978-4822297312
◆ 格安PCボードで始める 電子工作超入門
出版社:日経BP社
著者・編集者:日経Linux編集部
発売日:2014/1/16
ISBN-10:4822234894
ISBN-13:978-4822234898
◆ トランジスタ技術 2013年 12月号
出版社:CQ出版
著者・編集者:トランジスタ技術編集部
発売日:2013/11/9
ISBN-10:B00FZYCZU4
◆ Interface (インターフェース) 2013年 12月号
出版社:CQ出版
著者・編集者:Interface 編集部
発売日:2013/10/25
ISBN-10:B00FN3HX1S
◆ Raspberry Piをはじめよう
出版社:オライリージャパン
著者・編集者:Matt Richardson (著), Shawn Wallace (著), 船田 巧 (翻訳)
発売日:2013/9/26
ISBN-10:4873116376
ISBN-13:978-4873116372
◆ ラズベリー・パイで作る 手のひらLinuxパソコン(インターフェースZERO)
出版社:CQ出版
著者・編集者:中村 文隆
発売日:2013/8/24
ISBN-10:4789849341
ISBN-13:978-4789849340
◆ 「Raspberry Pi」でつくる電子工作
出版社:工学社
著者・編集者:nekosan
発売日:2013/8/5
ISBN-10:4777517748
ISBN-13:978-4777517749
◆ お手軽 ARMコンピュータ ラズベリー・パイでI/O(インターフェースSPECIAL)
出版社:CQ出版
著者・編集者:インターフェース編集部
発売日:2013/8/3
ISBN-10:4789849368
ISBN-13:978-4789849364
◆ Raspberry Pi〔実用〕入門
出版社:技術評論社
著者・編集者:Japanese Raspberry Pi Users Group (著), 太田昌文 (著), 長南浩 (著), & 6 その他
発売日:2013/7/6
ISBN-10:4774158550
ISBN-13:978-4774158556
◆ 誰でもできる! Raspberry Piで楽しもう
出版社:日経BP社
著者・編集者:日経Linux編集部
発売日:2013/6/29
ISBN-10:4822234800
ISBN-13:978-4822234805
◆ 日経 Linux (リナックス) 2013年 07月号
出版社:日経BP社
著者・編集者:日経Linux編集部
発売日:2013/6/7
ISBN-10:B00CYLVBLU
◆ 日経 Linux (リナックス) 2013年 03月号
出版社:日経BP社
著者・編集者:日経Linux編集部
発売日:2013/2/8
ISBN-10:B00B4YI24C
◆ 日経 Linux (リナックス) 2012年 09月号
出版社:日経BP社
著者・編集者:日経Linux編集部
発売日:2012/8/8
ISBN-10:B008N0IA1U
◆ RaspberryPiシニアのためのMathematica
出版社:Kindle版(電子書籍)
著者・編集者:大川善邦
ISBN-10:B00OK14826
◆ Raspberry Pi Mathematicaプログラミング
出版社:Kindle版(電子書籍)
著者・編集者:大川善邦
ISBN-10:B00M6G224S
◆ Raspberry Pi実測データの周波数解析
出版社:Kindle版(電子書籍)
著者・編集者:大川善邦
ISBN-10:B00KJ4AH3M
◆ Raspberry Pi センサー プログラミング
出版社:Kindle版(電子書籍)
著者・編集者:大川善邦
ISBN-10:B00EEASDFQ
◆ Raspberry Piセンサーサンプリングプログラミング
出版社:Kindle版(電子書籍)
著者・編集者:大川善邦
ISBN-10:B00HBMSH4Q
◆ Raspberry Pi Java プログラミング
出版社:Kindle版(電子書籍)
著者・編集者:大川善邦
ISBN-10:B00FYQJ2BS
◆ Raspberry Pi C/C++ プログラミング
出版社:Kindle版(電子書籍)
著者・編集者:大川善邦
ISBN-10:B00IDOHWC4
◆ Raspberry Pi wiringPi プログラミング
出版社:Kindle版(電子書籍)
著者・編集者:大川善邦
ISBN-10:B00JDNZGZ4
◆ Raspberry Pi WebIOPiサーバー
出版社:Kindle版(電子書籍)
著者・編集者:大川善邦
ISBN-10:B00DFBPWLI
◆ Raspberry Piでデジカメを作ろう!
出版社:ラトルズ Kindle版(電子書籍)
著者・編集者:林 和孝
発売日:2013/8/1
ISBN-10:B00EAE7U0U
◆ 知識ゼロでも心配なし!初めてのラズベリーパイ
出版社:日経BP社(電子書籍)
著者・編集者:福田和宏
ISBN-10:B00NW90QBO
◆ BareMetalで遊ぶ Raspberry Pi
出版社:達人出版会(電子書籍)
著者・編集者:西永俊文
発売日:2014/02/14
■ Raspberry Piで使えるプログラミング言語
IDE(Integrated Development Environment:統合開発環境)やフレームワークやコンパイラ、ライブラリを使用して、さまざまなプログラミング言語を使える。
【 Raspberry Pi向けプログラミング言語の一例 】
言語 |
フレームワークなど |
備考 |
Python(パイソン) |
「Python 2」「Python 3」(Raspbianに含まれる) |
推奨言語 |
Scratch(スクラッチ) |
パッケージアプリケーション版(Raspbianに含まれる) ウェブアプリケーション版 |
子供用ビジュアルプログラミング環境 |
Wolfram Language |
「Wolfram」(Raspbianに含まれる) |
「Mathematica」のプログラム言語 |
BASIC |
TinyBASIC |
|
C/C++ |
WiringPi |
|
Arduino言語 |
WiringPi |
|
C# |
|
|
Java |
ME Embedded、SE Embedded、JavaFX、Apache Tomcat |
|
Scala |
|
|
PHP |
|
|
Perl |
|
|
Ruby |
|
|
JavaScript |
WebIOPi、Node.js |
|
LiveCode |
LiveCode7 |
|
Go言語 |
|
|
■ セキュリティ設定(Raspbianの場合)
情報をあちこち探し回って掻き集めると、下記のような設定があるようだ(すべてを網羅したページは無かった)。
◆ 準備
- リポジトリの更新(ライブラリのインデックスを更新。最新版情報を取得する。最新のバージョンは何かを調べるだけで、OSやアプリなどのアップデート処理はしない)
- インストール済みのソフトウェアの更新(OSとアプリケーションパッケージのアップデート、リポジトリを更新して最新バージョンのチェック後に行う)
- ファームウェアのアップデート(リポジトリを更新して最新バージョンのチェック後に行う)
- vimのインストールと設定(なぜnanoではダメなの?かは不明)
◆ ユーザ「root」関連
- ユーザ「root」にパスワードを設定する(Raspbianをインストールした直後の状態では設定されていない)
◆ 新規の作業ユーザ関連
- 新規ユーザを追加
- 新規ユーザをグループに所属させる(権限、パーミッション)
- ユーザ「pi」のホームディレクトリの内容を、新規ユーザのホームディレクトリへコピー
◆ 最初から用意されているユーザ「pi」関連
ユーザ「pi」を残す場合
- 「pi」のパスワード変更
- 「pi」ユーザのsudo使用時に常にパスワードを必要にする
- ユーザ名「pi」を、他の名前に変更
◆ SSH接続関連(設定ファイル「/etc/ssh/sshd_config」を書き換えるという情報と「/etc/ssh/ssh_config」を書き換えるという情報が錯綜・混乱している)
設定ファイルを書き換える項目
- SSHポート番号の変更(22から49152–65535のうちのいずれか)
- 暗号強度を、768から1024ビットに
- rootユーザーでのログイン禁止
- RSA認証を拒否する(SSHバージョン1用の設定)
- 公開鍵認証を使ったSSH接続(SSHバージョン2用の設定)
- パスワード認証を拒否する
- X11転送を拒否
デフォルトで設定されている項目
- sshdプロトコルバージョンを2のみに限定
- .rhost認証を禁止
- パスワードが空白での認証を拒否する
設定ファイル以外の項目
- SSH接続を許可するユーザーとグループを限定する
- SSHログインをメールで通知(「sendmail」をインストール)
◆ その他